日本は全ての面に於いて中国から大きな影響を受けて歴史を刻んできています。
五行説と良く耳にしますが、天地万物の考え方、またその学問の事です。
例えば、方角では東西南北と中央で五方、季節では春夏秋冬と土用(五時)。
色彩では青赤黄白黒。
味ではすっぱい、苦い、甘い、辛い、塩辛いの五味。
音楽では五音(五声)。
他には五則、五欲、五刑、五穀、五虫(麟虫・竜、羽虫・鳳凰、裸虫・人、毛虫・麒麟、介虫・亀)、五節句、五神、五帝(五行の徳を持った王)、五臓五腑(後に陰陽説の影響で五臓六腑)等。日本の五行神は日本書記から選ばれているそうです。
京都の都もこの五行説に沿って(気の流れに沿って)作られました。
五色らんの部屋は、初心者の方でも体験は可能ですが、薬師研究会メンバーで上級者をめざす方には最適な部屋です。
室内には人が入れる五つの大きなたまご(タマゴ、らん、卵、RUN,)があります。
青・蒼竜(東)木、赤・朱雀(南)火、黄・黄竜(中央)土、白・白虎(西)金、黒・玄武(北)水の五色です。
この順番を五行相生(そうじょう、そうしょう)と云い相性がよいとは相生のことです。
参考:
相生(そうじょう)・・・木→火→土→金→水→木(互いに他のものを生み出す関係)
相剋(そうこく)・・・・木>土>水>火>金>木(互いに相手に勝つ関係)
干支との組み合わせでこのタマゴに入る順番が決まります。
なんでも理屈先行、偏った頭の使い方をしている癖がついている現代人に不足している事、また生活に、健康に等々の重要な事に気が付くようになります。
桐島屋旅館薬師研究会で云われている心身霊のバランス(=健康)の事、昔から治療で多くの方達が草津温泉に通い、その中から生れ、完成してきた哲学を言い当てている浴室入り口の額[霊浴降病魔]の意味などが段々理解出来るようになります。
湯治や伝統的な事を体験しながらこのタマゴを体験してみるのも一興でしょう。
この卵を「夢想RUN」「無想RUN」「冥想RUN」と名づけました。
今までに無い・時間の過ごし方・時の流れを体験し、なにかを感じ取って下さい。
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